「ハームリダクション東京」の2022年度中の活動をまとめたレポート、作成しました。(NYANは広報活動を協働しておこなっています)
2022年4月から2023年3月まで、総チャット数2.377回で、その91%が当事者(薬物使用がある人/People who Use Drugs)たちとしたものです。また当事者たちとのチャットの92%は、伴走タイプ、つまり継続的・断続的なやりとりでした。
チャットを通じて出会うのは、10代から中高年の人たちまで。市販薬や処方薬のODということもあれば、覚せい剤や大麻、MDMAなどのドラッグということも。
「誰にも話したことがない」、「こんなこと話していいと思わなかった」と語ってくれる人もいるし、(薬物依存症の治療や回復支援の場では)「(申し訳なくて)がんがん使っていることをとても話せない」、「(もうそこに)行かなくなっちゃった…」それで自分を責めるという人たちも…。いまどう役立っているか、どうしたら少しでも安全にできそうか…、という話になることもよくあります。
出会った多くの当事者たちを取り囲んでいる社会的な困難や問題は、すぐに解決したり消えたりしない場合が多いから、ODや薬物使用をすることでいまサバイブしていることを教えてもらいます。
ここが当事者コミュニティのなかで、安全・安心して話せる場所(シェルター)になれるよう、これからも取り組んでいきたいです。
レポートはこちらのリンクからぜひ。応援していただけたらとても嬉しいです。