活動をスタートしてから3年。このたびニュースレターを発行しました。名前は『ハームリダクション東京マガジン』です。創刊号の内容はわたしたちの2023年活動レポートです。
2023年4月から2024年3月まで、私たちがチャットで出会った人たちは239人、その人たちと合計3,013回のチャットをしました。このうち93%が、なにかしら薬物を使用することがあったり、ODをすることがあったりする当事者とのチャットでした。
239人の人と3,013回なので、ほとんどの人とは1回だけじゃなくて、継続的にチャットをしています。ほぼ毎日のように、週に1回くらい、数週ごとになどなど、本当に幅広いです。
1年を振り返って、市販薬・処方薬のOD、覚せい剤・大麻の4つの分野で、この1年、どんなチャットがあったかなど所感をまとめました。また私たちが、どんなハームリダクションのやりとりをしているかも紹介しています。
そして、さまざまな市販薬・処方薬のODをすることがある当事者とのこれまでのやりとりから、ODのハームリダクションを学べるような機会をつくれたらと企画しています。精神科医療だけではなく、若者支援、教育、子育て支援などさまざまな現場で、ODすることがある当事者と関わりをもつ支援者の方々とも出会ってきました。わたしたちにとって貴重な学びの機会でもあります。なので、ぜひ知見をわかちあうことができたら、という思いもあって、講座&交流会というスタイルを考えています。
次号は今年の冬に発行予定です。
日頃の心温かな応援に本当に感謝しています。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
ハームリダクション東京 上岡陽江・古藤吾郎